- News Release
- 平成17年11月17日
日本政策投資銀行と三井住友銀行が共同で
コーポレート・メザニンファンドを組成
~UDSメザニンファンド:企業の成長支援や
早期再生のための新たなファイナンスを提供~
- 日本政策投資銀行と三井住友銀行は、今般共同して、企業の優先株式や劣後ローン等を引き受けるコーポレート・メザニンファンド(UDSメザニンファンド)を組成することを決定致しました。
- 我が国の企業金融は、シニアローンについては、シンジケート・ローンや買収ファイナンス等のマーケットの拡大、資本(エクイティ)については、IPO市場の発展、プライベートエクイティファンドの隆盛等により、その厚みが増しつつあります。しかしながら、シニアローンとエクイティとの中間に属する優先株、劣後ローン等のメザニンファイナンスについては、①企業の事業再構築の中でのバランスシートの調整ニーズ、②M&Aやバイアウト案件における資金調達手段、等多方面でのニーズがあるにも拘わらず、まだ資金の出し手は限定的です。こうしたことから、今回、日本政策投資銀行と三井住友銀行は、共同して、コーポレート・メザニンの引受を行うファンド(UDSメザニンファンド)を組成し、メザニンマーケットの育成に本格的に取り組むことといたしました(当初ファンド総額120億円)。
- 当ファンドの運営は日本政策投資銀行が行いますが、三井住友銀行の取引先等を含め、幅広いネットワークから見出される案件を対象に、これまで両行が培ってきたファイナンスのノウハウを活用し、企業の成長支援や早期の再生を実現して参ります。この取組みによって、プライベートエクイティファンド等の行なう投資業務と、銀行の行なう融資業務の隙間を埋め、対象企業に対してシームレスなファイナンスのサポートが可能となると考えております。
【ファンドの概要】
・名称 | : UDSコーポレート・メザニン投資事業有限責任組合 (略称:UDSメザニンファンド) |
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・設立日 | : 平成17年12月(予定) |
・所在地 | : 東京都千代田区 |
・ファンド総額 | : 120億円(当初) |