日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成19年3月2日
  • 日本政策投資銀行

新日本石油(株)に対する震災時発動型融資予約をアレンジ
~石油会社で初~

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村 武)は、新日本石油株式会社(社長:西尾進路)に対し、大規模地震発生時に発動される融資予約の仕組み(通称、"EQ-LINE")をアレンジし、この度、同社と、EQ-LINEにおいて融資予約の契約主体となる三菱UFJ信託銀行との間で、契約締結に至りました。
  2. EQ-LINEは、一定規模以上の震災発生時に企業の事業継続や災害復旧に必要な資金を融資することを震災発生前に予め契約しておくもので、リスクファイナンスの1類型として、企業にとって効率的でより確実な事業継続の対策をとることを可能とするものです。
  3. 今般の取り組みにより、首都圏直下型地震等の大地震が発生した場合においても、同社の事業の円滑な継続、速やかな復旧が可能になり、被災者の救援および被災地域の早期復興に必要となる石油製品の供給の継続に資するものと期待されます。
  4. わが国の主要企業の間では、防災意識の高まりから事業継続計画(BCP)を策定する企業が増えていますが、従来、財務面では地震保険以外に決め手になる有効な方策がありませんでした。弊行としましては今後とも、EQ-LINEのさらなる普及を通じて我が国企業の防災への取り組みを積極的に支援し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

    (※BCP:Business Continuity Plan)

<仕組み図>

以上