日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成19年3月30日
  • 日本政策投資銀行

サンデン(株)に対し、環境格付に基づく融資を実施

日本政策投資銀行は、平成19年3月30日、「環境配慮型経営促進事業」の対象として、サンデン株式会社(本社:群馬県伊勢崎市)を選定し、融資を実行いたしました。北関東地域に本拠を置く企業が本制度の適用を受けるのは、2社目であります。

環境配慮型経営促進事業は、当行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。

サンデン株式会社は、群馬県伊勢崎市に本拠を置く独立系自動車部品メーカーで、温度管理技術に定評があり、カーエアコン用コンプレッサーおよび熱交換器類のほか、各種冷凍・冷蔵ショーケース、自動販売機、エコキュートなど住宅用設備機器などを製造、販売しております。

当社は、ISO14001を基軸とする独自の環境マネジメント体制を構築し、国内外関連会社を含めたグループ全体での環境活動を推進しています。また、製品ごとのLCA(ライフサイクルアセスメント)手法を早期より導入し、特に環境に配慮した製品には「サンデンエコラベル」を付与することで、グループ全体で取り組みを促す体制を構築しております。

当行は、北関東地域に集積する自動車関連産業における当社の優れた環境実績と、意欲的な環境活動を高く評価し、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を付与しました。また、中でも特に高い評価を得た企業(評価点200点超)を対象にした特別表彰(今年度より新たに創設)も併せて行っております。

当行では、現在本制度について大手から中堅クラスに至るまで多様な企業の評価を実施しております。 地域を代表する企業の環境配慮型経営を支援することはもちろんのこと、地域全体で環境配慮型経営が進められるよう支援していく所存です。

以上