- News Release
- 平成18年6月14日
広島銀行と知的財産権担保融資に係る覚書の締結
広島銀行と日本政策投資銀行は、創業・新事業展開や資金調達手法の多様化などのお客様のニーズにお応えし地域金融の円滑化を図るため、知的財産権担保融資に関して業務協力の「覚書」を締結しました。
広島銀行と日本政策投資銀行との間では、地域における中小企業金融の円滑化を図り、地域経済の発展に資するため、平成16年2月に包括的な業務協力に関する覚書を締結しておりますが、本件を契機として、より具体的な連携を強化し、お客様の金融ニーズに応えるとともに、地域経済の発展に貢献してまいりたいと考えております。
記
1. 目的
広島銀行の持つ顧客基盤と、日本政策投資銀行が持つ知的財産権担保融資に係るノウハウを活かし、特許権や著作権等の知的財産権を担保に資金調達を希望する企業に対する金融の円滑化を図り、地域経済の発展に資する。
2. 業務協力内容
独自の技術・ノウハウを持ち、創業・新事業の展開や資金調達手法の多様化に取組む企業で、知的財産権を活用し、日本政策投資銀行並びに広島銀行からの借入等を希望する先に対して、以下の業務協力を行う。
- (1) プロジェクトに関する情報交換
- (2) 貸付や私募債発行等における協力・連携 等
3. 締結日
平成18年6月14日
(1)「知的財産権担保融資」とは
- 一般に物的担保(土地、建物などの不動産)や信用力が不足しているベンチャー企業では、通常、金融機関からの借入は非常に困難です。このような企業に対し、市場性のある特許権や著作権等の知的財産権を担保として融資を行うことを「知的財産権担保融資」と呼んでいます。
- 担保とする知的財産権に基づく事業のキャッシュフローの現在価値により担保価値を評価します。
(2)広島銀行と日本政策投資銀行との協力・連携
- 知的財産権担保融資を希望する企業について、両行が相互に情報連絡のうえ、協調融資や私募債の保証についての協力・連携などにより、必要な資金ニーズにお応えします。
(3)ご利用企業のメリット
PR効果 | ○特許権などを担保に用いることで、技術を対外的にアピールできます。 |
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調達手段の拡充 | ○特許権などを活用して資金調達することで、資金調達手段の多様化が図れます。 ○また、両行が協力・連携し、シンジケート・ローン・私募債など各種資金調達手段についてもご提案いたします。 |