- News Release
- 2006年7月26日
シンガポール国際企業庁(IE)との協働による
日本企業・シンガポール企業間の業務提携の支援について
- 日本政策投資銀行(Development Bank of Japan:DBJ)と、シンガポール企業の国際化・外国投資を支援するシンガポール国際企業庁(International Enterprise Singapore:IE)の協働により、日本企業とシンガポール企業の二組が業務提携等に至ることとなり、2006年7月25日に業務提携契約等を締結しました。
- このうちの一組は、シンガポール、中国、タイなどにおいて中華料理店を展開するシンガポール企業クリスタルジェイド(Crystal Jade Culinary Concepts Holding)と、「XEX」「Pizza Salvatore Cuomo」などの各種飲食店を運営している日本企業ワイズテーブル(Y’s table corporation. Co. Ltd.)であり、両社出資の合弁会社を設立、クリスタルジェイドの日本進出を始めとし、日本市場及びアジア市場において両社協働で店舗展開を行うこととしています。
- もう一組は、中長期滞在型賃貸住宅(サービスアパートメント)事業を手掛けるシンガポール企業フレーザー・サービシーズ・レジデンシーズ(Frasers Serviced Residences Pte Ltd)と、家賃保証事業を営む日本企業リプラス(re-plus inc.)であり、両者は業務提携の下、リプラスが運営する不動産ファンドが保有する「ホテル海洋」(東京都新宿区)をサービスアパートメントとして全面改装し、フレーザーがその管理・サービスを行うこととしています。
- DBJはこれらの案件において、シンガポール企業に対し日本における業界動向などの情報を提供するとともに、パートナーとなる日本企業を紹介したうえで契約条件の交渉に当たるなどして、IEとともにディールの成立を支援しました。
- DBJならびにIEは、7月24日に業務協力協定(Memorandum of Understanding:MOU)を締結しているところ、今後、日本ならびにシンガポールの持続的発展により一層の貢献を果たすべく、両国間のビジネス連携支援に積極的に取り組んで参る方針です。
【参考:今回業務提携を行った日本企業・シンガポール企業の概要】
(1)クリスタルジェイド
- シンガポール最大の中華料理飲食チェーン
- シンガポール国内に34店舗、シンガポール国外(中国・ベトナム・香港・タイ)に19店舗、合計52店舗を展開
- 本社:シンガポール、設立:1991年、2005年12月期売上:約100億円
(2)ワイズテーブル
- 高級コンセプトレストラン「XEX」や「Pizza Salvatore Cuomo」「Paul Bassett」などの各種コンセプトレストランの企画・開発・運営
- XEXグループを14店舗、コンセプトレストランを19店舗、合計33店舗を展開
- 本社:東京都港区、設立:1999年、2006年2月期売上:約74億円、東証マザーズ上場
(3)フレイザー
- シンガポールを拠点にサービスアパートメント事業を展開
- 「Fraser Suites」「Fraser Places」のブランドで、世界で14物件を運営
- 本社:シンガポール、設立:1997年、運営するサービスアパートメントの入居率は90%超、SGX上場
(4)リプラス
- 賃貸住宅の滞納家賃保証事業、不動産ファンドのアセットマネジメント事業を手がける
- 本社:東京都千代田区、設立:2002年、2005年12月期売上:約56億円、東証マザーズ上場
以上