日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年8月18日
  • 日本政策投資銀行

本邦初のPFI手法による新設刑務所「美祢社会復帰促進センター」に対し、
プロジェクトファイナンスを組成

  1. 日本政策投資銀行と三菱東京UFJ銀行は、このたびPFI手法による新設刑務所・美祢社会復帰促進センターに対するプロジェクトファイナンスを組成いたしました(総額150億円)。
  2. 美祢社会復帰促進センターは、刑務所の整備・運営において民間のノウハウを積極的に活用するため、我が国で初めてPFI手法を用いて整備される刑務所です(事業予定地:山口県美祢市)。PFI法に基づく入札手続きにより、平成17年4月にセコム株式会社を代表企業とする美祢セコムグループが落札者に選定され、平成17年6月には構成企業各社が出資し設立された特別目的会社・社会復帰サポート美祢株式会社と国(法務省)との間で、美祢社会復帰促進センターを整備し以後20年間にわたり運営するための事業契約が締結されています。現在は平成19年4月からの収容開始に向け、施設の整備等に取り組んでいるところです。構造改革特区制度の活用により業務の大幅な民間委託を可能とする環境が整えられるなか、「地域との共生」を謳い、地元資源の有効活用、地域に開かれた環境整備、地域雇用の増大なども見込まれています。
  3. 日本政策投資銀行と三菱東京UFJ銀行は、美祢セコムグループと十分な協議・検討を重ね、本事業に最適なファイナンス・ストラクチャーを構築して参りました。このたび、地域金融機関も参加のうえ、特別目的会社・社会復帰サポート美祢株式会社との間でプロジェクトファイナンス方式による融資契約を締結し、今後のプロジェクトの進捗に応じて融資を実行して参ります。
  4. 日本政策投資銀行は、今後とも、PFI事業など官民パートナーシップによる公共サービスの提供手法を民間金融機関と協調しつつ引き続き積極的に支援していく所存です。

以上