日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年10月13日
  • 日本政策投資銀行

シンガポール国際企業庁(IE)およびDBS Bankとの連携による
シンガポール企業ヤクンの日本進出支援について

  1. 日本政策投資銀行(Development Bank of Japan:DBJ)と、シンガポール企業の国際化・外国投資を支援するシンガポール国際企業庁(International Enterprise Singapore:IE)ならびにシンガポールの民間銀行DBS Bankは、シンガポール、インドネシア、台湾などでカフェレストランを展開するヤクン・カヤ・トースト(会社名:(株)ヤクン・ジャパン)の日本進出を共同で支援します。
  2. ヤクンは去る10月5日、ららぽーと豊洲において、そのグランドオープンに合わせて日本で初めてとなる店舗を出店します。この出店に当たっては、DBJが、DBS Bankの信用保証を受けて、出店資金を対象に貸付を行うとともに、IEが日本側のパートナーとして(株)マルハレストランシステムズをヤクンに紹介しました。
  3. DBJとIEは去る7月24日に、塩崎恭久外務副大臣ならびにRaymond Lim(レイモンド・リム)第二外務大臣立会の下、業務協力協定(Memorandum of Understanding:MOU)を締結しており、本件はこの協定に基づいて両者が緊密に連携したものです。
  4. 加えて本件は、DBJがDBS Bankに対してヤクンを紹介し、同行の協力も得たうえで、出店資金の融資を行いました。
  5. DBJはIEならびにDBS Bankとより一層緊密に連携しながら、今後もシンガポール企業の日本進出を支援し、両国の持続的発展に益々貢献していきたいと考えています。

<参考>

【DBJの対日投資促進活動】

  • 1984年以降海外企業、外資系企業に対し長期融資を実施(600プロジェクト以上の実績あり、シンガポールではGIC(政府投資公社)などに対し融資実行)
  • 近年はアドバイザーとしてM&A案件を支援(Raffles Hotelの南海サウスタワー買収案件などを支援)

【IEの概要】

  • シンガポールの貿易産業省の外庁に当たり、1983年にシンガポール貿易発展局(Singapore Trade Development Board:TDB)として設立
  • 2002年に現在のIEに改組
  • シンガポール企業の国際化・外国投資を支援

【DBS Bankの概要】

  • シンガポールに本店を置く東南アジア最大の民間銀行
  • DBJが実施する開発金融研修(Development Finance Course)への参加実績があるほか、上記Raffles Hotel案件などにおいてDBJと協働の実績あり

【ヤクンの概要】

  • 1944年創業。シンガポール、インドネシア、台湾、韓国に40店舗以上を有するカフェレストラン。
  • 卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ(香り付け用の葉)で作られた「カヤジャム」とバターを、炭火でカリカリに焼いた薄焼きパンに塗って食べる「カヤジャム・トースト」がメインメニュー。