日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年10月24日
  • 日本政策投資銀行

「元気とやま」ものづくり産業活性化計画に合致する事業として、
(株)タカギセイコーに対し、地域再生推進に資する融資を実行
~同計画に基づく初めての融資~

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村武)は、このたび株式会社タカギセイコー(社長:羽場光明、本社:富山県高岡市)が行う「四輪車用アルミ製プレス部品製造工場新設工事」に対して、富山県の「元気とやま」ものづくり産業活性化計画に基づく融資を実行致しました。
  2. 地域経済の活性化と地域雇用機会の創出その他地域の活力の再生を図るため、平成15年10月、国は地域再生本部を設置、地方公共団体が策定する地域再生計画を認定し、これに伴いさまざまな支援メニューを講じており、日本政策投資銀行の融資等の支援措置もその中に含まれています。このうち富山県の「元気とやま」ものづくり産業活性化計画は、平成18年7月3日に認定されたものです。
  3. 富山県は、全国と比較して産業別就業人口構成比の第2次産業のウェイトが高い「ものづくり産業」県であり、ものづくり産業を支える技術を一層高度化するとともに、県内企業の独自技術の開発、新商品開発、新分野進出等を支援するため、上記の地域再生計画を策定したものです。同計画においては、富山県内にて事業基盤の拡張や新分野進出・新規創業等を行う事業者に対する日本政策投資銀行の支援措置が盛り込まれています。

    本件は、同計画に基づく融資の第一号案件であり、地域再生計画に基づく県内初の融資でもあります。

  4. 株式会社タカギセイコーは、工業用部品主体のプラスチック製品メーカーで、車輌・通信機器・OA機器を中心に、各種プラスチック製品及び金属プレス部品の開発から製造、販売までを一貫として手掛けています。今回の設備投資は、高岡市内に四輪車用アルミ製プレス部品の製造工場を新設するものです。同社の基盤技術を元に同分野への新たな市場参入を図るものであり、富山県の「ものづくり産業」の一層の活性化に資するもので、「元気とやま」ものづくり産業活性化計画の趣旨に合致するものです。
  5. 今後とも日本政策投資銀行は、地域再生計画に基づき、地域再生の推進に資する事業に対し、ご協力して参ります。

以上