日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年10月31日
  • 日本政策投資銀行

UFJセントラルリース(株)に対し、
2度目の「環境配慮型経営促進事業」融資制度を適用

  1. 日本政策投資銀行は、このたびUFJセントラルリース株式会社(本社:愛知県名古屋市)に対し、同社の環境へ配慮した経営を評価して、「環境配慮型経営促進事業」融資制度を適用した融資を実行しました。
  2. 環境配慮型経営促進事業は、当行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化して優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。
  3. 民間設備投資の約1割を占めるリース取引の位置付けを踏まえると、リース会社における環境配慮への取り組み、とりわけ環境に配慮した製品のリースを活用した普及促進、リース会社による高度なリユース・リサイクルシステムの構築等は、極めて重要であり、本件では、こうしたリース会社の業種特性に配慮したスクリーニングを行いました。
  4. 当社は、昭和44年設立の総合リース事業者です。平成17年9月に上記融資制度の1度目の適用を受けました。その際には、環境負荷低減製品・サービスの提供から、リース満了品の3R(Reduce、Reuse、Recycle)対策に至るまでサプライチェーン全体にわたる効果的な管理体制を構築し、先進的な取り組みを行っている点などが高く評価されました。
  5. 今年度については環境負荷を低減する機器を普及推進する仕組みが整備されたことで環境機器取扱高が大きく拡大しており、また自社ストックヤード開設等に伴い3R関連の取り組みが順調に稼働しているといった通り、自社が提供する製品・サービスの環境との調和からリース満了品の3R対策に至るまでサプライチェーン全体にわたって効果的な管理体制を構築し、先進的な取り組みを行っている点が高く評価されます。また、昨年度評価時には課題であった情報開示については、本年度からステークホルダーに向けわかりやすさを追求したCSR活動レポートを発行するなど取り組みを高度化しています。
  6. 当行では、現在本制度について大手から中堅クラスに至る様々な企業の評価を実施しており、今後も本制度の運用により様々な企業が環境配慮型経営を進められるよう支援していく所存です。