日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年12月15日
  • 日本政策投資銀行

太洋電機産業(株)のMEBOに関しアドバイザリー業務を提供-常陽銀行と連携

  1. 日本政策投資銀行は、株式会社常陽銀行と連携し、太洋電機産業株式会社の経営陣及び従業員による親会社からの独立(MEBO*)を支援しました。
  2. 太洋電機産業(設立:昭和29年、本社:東京都荒川区、代表者:村田隼人)は、印刷用自動見当合わせ装置及び機器制御装置の製造・販売を主業とし、高い技術力と顧客からの信頼性では定評のある会社です。印刷用自動見当合わせ装置は、同社が国内で初めて販売して以来トップメーカーとしての地位を占めています。
  3. 本件MEBOは、経営陣・従業員が中心となって現在の株主である野村プリンシパル・ファイナンス株式会社から事業を承継し、株主構成の安定化を目指すものです。本件MEBOの結果、経営陣及び従業員がより強い意欲をもって事業に臨むことにより、今後更なる企業価値の向上が期待されます。
  4. 日本政策投資銀行では、地域企業の価値向上に繋がる政策性の高いM&Aに取り組んでいます。本件においては、太洋電機産業の取引金融機関である常陽銀行と連携しながら、スキームの構築、既存株主との条件交渉、新会社設立のサポート等のアドバイザリー・サービスを提供し、MEBO成立に向け経営陣・従業員を支援して参りました。
  5. 日本政策投資銀行は、今後も地域金融機関と連携し、我が国企業の競争力強化、地域経済の活性化に寄与するM&A案件について支援を行っていきたいと考えています。

* MEBO (Management Employee Buy-Out):経営陣と従業員が共同で自社を買収して独立すること。


(参考)

《会社概要》

○ 太洋電機産業(株)
〔本社〕東京都荒川区
〔代表者〕村田隼人
〔従業員〕79名
○ 太洋電機産業承継準備会社1号(株)(譲渡完了後に太洋電機産業(株)に社名変更予定)
〔本社〕東京都荒川区
〔代表者〕村田隼人
○ 野村プリンシパル・ファイナンス(株)
〔本社〕東京都千代田区
〔代表者〕丸山明
〔従業員〕49名

以上