日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年12月21日
  • 日本政策投資銀行

セイコーインスツル(株)に対し、環境格付に基づく融資を実施

日本政策投資銀行は、このたび「環境配慮型経営促進事業」の対象として、セイコーインスツル株式会社を選定し、融資を実行いたしました。

環境配慮型経営促進事業は、当行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。

セイコーインスツル株式会社は、セイコーグループのウォッチ製造部門として設立し、以来ウォッチ製造技術をベースとして、半導体や液晶等の電子部品、精密加工部品、分析・計測機器等に事業を展開している精密機器・電子機器メーカーです。

当社は、多様なラインナップを誇る製品を提供する中、極めて高いレベルでバランスの取れた環境経営を展開しています。中でも、環境ラベルタイプⅡに相当する「SIIグリーン商品」の売上比率を06年度までに90%以上にすることを掲げ、その達成に向けて邁進していること、さらにSIIグリーン商品の環境性能を上回る「ハイグレードグリーン商品」の開発に努め、主要製品においてLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)を実施していることなど、商品開発体制を当行は高く評価いたしました。

当行では、現在本制度について大手から中堅クラスに至るまで多様な企業の評価を実施しており、業種構成も、製造業のみならず、非製造業へも広がりをみせています。 今後も、様々な企業が環境配慮型経営を進められるよう支援していく所存です。