No.209 伸び悩むアジア向け輸出 ~主要品目にみるケース・スタディ~

 わが国の輸出は2013年に円安が進行して以降も伸び悩んでおり、堅調な内需を背景に輸入が増加したこともあり、貿易赤字は拡大が続いています。本稿では、仕向け地別で最大のウエイトを占めるアジア向け輸出に焦点を当て、伸び悩みの主たる原因となっている品目についてケース・スタディを行い、複数の輸出下押し要因が背景にあることを指摘するとともに、アジア向け輸出の今後の展望について考察しています。

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