INTERVIEW職員インタビュー

自身の業務の幅を広げながら、故郷の南九州に貢献できる。
それが支店業務職の一番の魅力。
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MAI NOMURA

野村 真以

南九州支店 業務課
総務課・企画調査課 (兼務)
2021年入行
業務職|地域|融資|コーポレート|アドバイザリー・コンサルティング
DBJの支店の中では日本最南端にあり、鹿児島県・宮崎県の企業への投融資や調査・提言を担う南九州支店。鹿児島で生まれ育った野村は、愛着のある地元に貢献したいという想いから南九州支店の支店業務職として入行。投融資案件のみならず、支店内の様々な業務に携わってマルチに活躍し、自らのキャリアの幅を広げている。
CAREER STEP
  • 1年目~

    南九州支店 業務課

    社会人としての基礎、投融資に関わるPCD(※)業務を学ぶ。
    ※PCD:Process Control Deskの略。投融資案件の一連のプロセスのマネジメントを行う業務のこと。具体的には、契約締結や資金実行のために必要となる手続き全体や行内調整を、そのスケジュール管理とともに担いつつ、実行後のモニタリング業務なども担当する。

  • 2年目~

    南九州支店 業務課
    企画調査課・総務課(兼務)

    業務課のPCD業務と並行して企画調査課・総務課の業務も兼務。

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    鹿児島で暮らし続け、
    愛する故郷に貢献できる。
    それが叶うのが
    南九州支店の業務職だった。

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    就職にあたって、野村さんはなぜ南九州支店の業務職を志望したのですか。
    私は、生まれてからずっと鹿児島で暮らしてきました。故郷にとても愛着があったため、地元の大学に進学し、地域に貢献できる仕事がしたいと自治体の公務員を志望していました。就職活動では公務員試験に備えつつ、併願で地元の金融機関も検討していたのですが、ゼミの教授との会話の中で政府系金融機関であるDBJの南九州支店が転勤のない業務職を募集していることを知りました。「地域貢献」を一番大事な軸とする自身にとって、鹿児島で暮らし続けられることは大変魅力に感じました。また、南九州の企業のお客様を支援し、地域に貢献することがDBJの支店の役割だと知り、DBJが掲げる4つのDNA、特に「長期性」と「信頼性」にも非常に共感を覚えました。決め手になったのは、就活中にお会いした支店の先輩方をはじめとするDBJ職員のお人柄でした。皆さん誇りと情熱を持って仕事に取り組まれていて、ぜひこの方々と一緒に働きたいと入行を決意しました。鹿児島への想いは人一倍あるため、その想いが伝わって今に至るのかもしれません。
    南九州支店の雰囲気や特徴を教えてください。
    南九州支店は鹿児島県と宮崎県をカバーし、投融資やナレッジ提供などを通じて地域の企業を支援しています。オフィスは鹿児島市の中心地にあり、職員は徒歩や公共交通機関で通勤しています。支店の中でも小規模で、支店長から若手までの距離が近くてアットホームな雰囲気ですね。南九州地域らしい畜産業や酒造業に携わるお客様が多いことが特徴の一つでしょうか。酒造業の中でも特に焼酎が有名で、焼酎を手がける企業に携わったり、支店で作成している焼酎に関するレポートを読んだりしているうちに、焼酎が好きになって、私も焼酎をたしなむようになり、いまでは少しずつ各社の味の違いがわかるようになってきました(笑)。

    周囲の温かいサポートの
    おかげで1年目から活躍。
    現在は主体的に
    マルチタスクをこなす。

    南九州支店で野村さんはいま、どのような仕事に携わっているのですか。
    南九州支店には、取引先企業への投融資を実行する「業務課」、地域経済の動向を調査して発信する「企画調査課」、そして総務・経理・人事など支店の運営を支える「総務課」の3つの課があります。小さい組織ゆえに業務職はすべての課の業務を理解し、お互いにサポートし合える体制にしようというのが南九州支店ならではの方針で、業務職はこの3課の仕事を兼務しています。私も1年目は業務課に所属し、投融資案件のPCD(※)業務からキャリアをスタートしましたが、2年目からは、業務課に加え、企画調査課での調査レポート作成業務、総務課で支店長秘書業務も担っています。
    (※)PCD:Process Control Deskの略。投融資案件の一連のプロセスのマネジメントを行う業務のこと。具体的には、契約締結や資金実行のために必要となる手続き全体や行内調整を、そのスケジュール管理とともに担いつつ、実行後のモニタリング業務なども担当する。
    新人時代は、どのように仕事を覚えていったのでしょうか。
    私は学生時代に金融を学んでいなかったため最初は不安だったのですが、本店での新人研修が充実していて、基本的な知識はそこで身につけることができました。支店の業務課に配属されてからは、すぐに自分が担当のお客様を持たせていただき、投融資案件に携わりました。お客様と折衝するフロント業務を総合職が担い、私はPCDとしてミドルバック業務を担うという役割分担でしたが、業務職の先輩がサポートについてくださり、指導をいただきながらも自身で手を動かし、業務を遂行。そうして次々と案件を任せていただき、結果的には1年目で9件の案件に携わり、様々な学びを得ることができました。支店全体でも新人をサポートする雰囲気があり、安心して業務に励める環境だったこともありがたかったです。
    1年目から密度の濃い経験を重ねて、成長も早かったのではないでしょうか。
    そう思います。業務職の先輩方には本当にお世話になっていて、ことあるごとに貴重なアドバイスをいただき、それを自分の糧にしてきました。例えば、お客様に提示する資料を作成する際に「よりわかりやすく伝わるよう、こういう書き方にしたらどうかな」と指導してくださり、そこまで気を配られているのかと感銘を受けたこともあります。お客様との折衝を担っていたのは総合職ですが、業務職が作成する資料もお客様との大切なコミュニケーションツール。その品質の高さもDBJへの信頼につながっていることを実感し、いっそう意識が高まりました。
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    マルチタスクで様々な
    面白さを味わいながら、
    キャリアを大きく
    広げている。

    いま、3課を兼務されているとのことですが、特に業務課の仕事ではどのようなところに面白さを覚えていますか。
    やはり地域のお客様への貢献を実感できるところですね。幼少期に比べるとふるさとのシャッター街化が進んでいるなど、活気が失われてきていると感じます。鹿児島にはたくさんの魅力があるのにもったいない、地元を元気にしたい、という想いを持つ中で、地域のお客様を支援する案件に支店業務職として携われること自体がやりがいです。自身が携わった案件の実行後にお客様を訪問する機会もあります。先日は、地元の銘菓を製造するお客様の工場を見学させていただきました。そのお菓子は幼い頃から馴染みがあったため、その製造現場を目の当たりにして感激しましたし、私が関わった案件がこのお客様を支えているのだと思うと、とても感慨深かったです。支店として携わる業種もかなり幅広く、南九州地域全体に影響を与えていると思うと、支店の存在意義を日々感じることができています。
    また、定期的に異動がある総合職よりも、支店で長くキャリアを積んでいる業務職の方が地域への理解は深いため、新たに赴任した総合職にお客様や地域の情報を共有していくことも、私たち支店業務職の重要な役割だと思っています。総合職とは二人三脚で案件を進めますが、私も4年目となって、少しずつ主体的にペアの総合職をリードできるようになり、より面白さややりがいを感じています。
    総務課では支店長秘書業務を担当されていますが、こちらはいかがですか。
    支店長が参加をされる外部の会合参加の日程を調整するなど、支店長をサポートしています。DBJの一担当者として行外の様々な関係者と日々関わるため、責任感のある業務だと感じています。また、この業務を通して、DBJがいかに地域の経済界に影響を与えているのかをリアルに把握でき、新たな視点を得ることができています。
    企画調査課での業務は、どのような点にやりがいを感じているのでしょうか。
    企画調査課では、地域企業の設備投資に関するアンケート結果をまとめて定期的に発信しているほか、九州支店、大分事務所と協業して、九州地域の経済や産業に関する統計などを取りまとめた『九州ハンドブック』を発行しています。次長と支店の業務職で分担して制作を進めており、チームで力を合わせて業務を成し遂げていくことに大きなやりがいを感じています。無事に完成した時に喜びを分かち合う、そんな瞬間は非常に気持ちが良いです。
    3課のマルチタスクは、時に大変だと思うこともあります。しかし、それぞれの課ならではの面白さがあり、業務にいろいろな変化があって、自分のキャリアが大きく広がっているように感じています。
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    自分の適性を見極めて
    得意分野を伸ばし、
    支店内で絶対的に
    頼られる存在になりたい。

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    本店や他の支店の方々と関わる機会も多いのでしょうか。
    案件を進めるうえで難しい問題があれば、本店の専門部署によく相談していますし、研修などで本店に出張する機会もあります。各支店の方々とは3課それぞれの業務で連携しておりますが、特に九州支店の方々とは、定期的にミーティングを開催してノウハウなどを共有しています。また、支店業務職の同期とは日々連絡を取り合っています。業務で何かわからないことがあれば、同期なので気兼ねなく相談できる。休日には皆と旅行にも出かけるなど、同期ならではの絆があって心強い存在です。
    支店業務職としてのこれからの目標を教えてください。
    南九州支店には、皆さんから頼られている優秀な業務職の先輩がいらっしゃり、その方々のようになることがいまの目標です。DBJの業務が複雑化・高度化している中、どんな案件でも的確に対応できるように、まずは自分自身の基盤を固めたいと思っています。DBJの業務職には「ここまでしかできない」という範囲は定められていません。3課を兼務しているので、やりたいと思うことに手を挙げていろいろな業務に挑戦していきながらフィールドを広げ、その中で専門性も高めていければと考えています。そして、行内外の方々から「南九州支店の野村に頼ろう」と思ってもらえる存在になりたいですね。
    就職活動を始められる学生の皆さんにメッセージをお願いします。
    南九州支店の支店業務職は、経験できる業務の幅が広く、鹿児島にいながら県内外とつながりを持ち、ここまでのキャリアを積める場はなかなかないと思います。そして地元にしっかりと根付き、地域のお客様を支援できることがやはり一番の大きな魅力。地域に愛着があり、自分の好きな街をもっと元気にしたい、という熱い想いを持つ方々がDBJ支店業務職の仲間になってくだされば嬉しいです。

    画像1日のスケジュール

    • AM 8:30

      起床後、徒歩で出勤。

    • AM 9:00

      オフィス到着後、スケジュールとメールをチェック。支店長との打ち合わせにてスケジュールを共有する(総務課)。

    • AM 10:00

      お客様への融資案件実行に向けて総合職と必要なプロセスの擦り合わせを行う(業務課)。

    • AM 11:00

      総合職との打ち合わせを踏まえ、お客様に送付する資料契約書やスケジュール表を作成する(業務課)。

    • AM 12:00

      先輩と支店の食堂でランチ。日替わりのメニューで気分転換に。食後は近くのカフェでリフレッシュ。

    • PM 1:00

      オフィスのリノベーションに向けて行内外の方とオンラインミーティング(総務課)。

    • PM 2:00

      支店長秘書として、支店長の往訪先とアポイントメントなどの調整を行う(総務課)。

    • PM 3:00

      お客様へ送付する出資案件の資料を業務職の先輩と確認(業務課)。

    • PM 4:00

      調査レポート作成に向けて打ち合わせとデータ収集(企画調査課)。

    • PM 5:00

      業務課のPCD業務。手を動かす中で生じた論点を支店の先輩や本店の専門部署に投げかけ、手続きのフローを調整(業務課)。

    • PM 6:00

      明日のスケジュールを確認し、退社。

    • PM 6:30

      学生時代の友人たちと会食。学生時代は飲めなかった焼酎を飲みながら、近況を報告。

    • PM 9:00

      帰宅。家族と電話。

    • PM 11:30

      就寝。