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DBJ金融アカデミー

概要

設備投資研究所では、2008年度より高度な金融業務を担う人材育成の一環として、DBJ行員および地域金融機関の方々などを対象に、研修・教育プログラムである「DBJ金融アカデミー」を開講致しました。目先の実務に役立つ金融の知識や手法を獲得するだけでなく、金融実務の背後にある物事の本質や考え方について、理論的・学術的な知見の助けも借りながら、理解を深めることを目指しています。

11年目となる2018年度は、対象となる受講生を若手だけでなく、中堅・シニア層を含めた全年次へと変更し、カリキュラムの見直しを行いました。「人づくり革命」がキーワードとなる中、あらゆる年次の方の学び直しの場として活用頂ければと思います。

2018年度カリキュラム

教養講座

昨今の金融・社会情勢を理解するために必要な様々なテーマについて、その分野の第一人者による講義を行います。

講座名
  • フィンテックは金融をどう変えるのか?
  • 日本の財政の課題と展望
  • コーポレート・ガバナンスの系譜と経済社会のサステナビリティ
  • 行動経済学の理論と応用
  • 非伝統的金融政策の理論と現実
  • サステナビリティ会計とコーポレート・ガバナンス
  • グローバル・インバランスから世界金融危機・ユーロ圏危機

実務講座① 金融実務の基礎理論

金融実務に関する基本的な知識と実践的なノウハウの習得を目指します。

講座名 概要
証券化の基礎と応用 日本、欧州・米国の証券化市場の動向、証券化の基礎、日本の証券化市場と固有性
日本のストラクチャー事例、近年の証券化市場の格付け動向、証券化商品等の格付け事例
証券化に内包されるリスクの所在とその評価の視点
M&A M&Aの概要と仕組み(企業戦略とM&A等)
M&Aのプロセスと実行(計画と実行、PMI、買収価格の決定、株式交換、LBO、MBO)
M&Aとガバナンス(買収企業ガバナンス、敵対的M&Aと買収防衛策等)、ケース討論
不動産ファイナンス 実物資産の価値評価
エクイティと負債投資の分析
ケーススタディーによるグループ討議
エクイティ・ファイナンスの基礎と実践 エクイティ・ファイナンスの基礎と公募増資
エクイティ・ファイナンスの種類
ペイアウトとエクイティ・ファイナンス(資本政策)

実務講座② 金融実務への応用

学術的な知見や投融資先からの視点を含む多様な考え方に触れ、多面的かつ論理的な思考能力の養成を図ります。

講座名 概要
ファミリービジネス ファミリービジネスの全体像
事業承継とガバナンス、承継事例
アントレプレナーシップとファイナンスⅠ
(イノベーションとビジネスモデル)
イノベーションの創出とアントレプレナーシップ、事業機会の発見・認識、アイデアの拡張・展開、事業機会の評価
持続可能なビジネスモデルの構築、市場と業界の評価
グループワークと全体討論(テーマ:地域創生を実現する破壊的イノベーション)
アントレプレナーシップとファイナンスⅡ
(アントレプレナーファイナンス)
ベンチャー企業の成長ステージ、ベンチャーキャピタルの仕組みと期待される役割、想定IRRとベンチャーキャピタル法
エグジット戦略としてのIPO、IPO市場のメカニズム
経営とファイナンス コーポレートファイナンスの概要、日本企業の近年の動向、企業価値評価や投資評価の基本、海外投資の評価
M&Aと資金調達、経営戦略とキャッシュフロー計画、エクイティのリスクとリターン、負債調達の指標と分析
成長企業の経営戦略と資金調達の分析、資本政策の理論と現実

演習講座 ケースを用いた討論型演習

「ケースメソッド」による討論型の演習を行います。

講座名 概要
ケースメソッドによる経営戦略演習 マーケティング戦略、イノベーション戦略、全社戦略
ケースメソッドによるファイナンス演習 資本構成に関する経営方針、バイアウト、M&A

地銀向け特別プログラム

〈2017年度〉

2017年10月16日~10月18日の3日間、大手町フィナンシャルシティ・サウスタワー3階カンファレンスセンターのホールにおいて、DBJ金融アカデミーの特別プログラムとして当行金融法人部との共催による「地銀特別セミナー」を開催しました(プログラムの概要につきましては以下のPDFファイルをご参照下さい)。

受講生は座学のみならずグループワークを通じた演習に積極的に取り組むことにより、日頃の業務を異なる視点から捉え直し、地域の人口減少・高齢化等の進展といった金融機関を取り巻く厳しい現状を自らの頭で考えることを通じて、今後の地域金融のあり方、将来の地域金融のビジネスモデルの可能性などについて学習しました。

今後、業務面での協働の一層の推進及び人的ネットワークの構築につながることが期待されます。

セミナー終了後に開催された懇親会等を通じて、当行役職員との間でも活発な交流が図られ、参加地銀の間の親睦も深まりました。

プログラムの概要[PDF:107K]

最近の研究成果

2018.09.12経済経営研究

世界の潮流の変化とアジア経済―2017年度一橋大学・日本政策投資銀行共同シンポジウム妙録―

(小川 英治・中村 純一[編])

[PDF: 21M]

2018.07.26ディスカッションペーパー

Skin in the Game, Wealth and Risk-Taking: Evidence from Private Equity Funds

(Bienz, Carsten, Karin S. Thorburn and Uwe Walz)

2018.03.20ディスカッションペーパー

日本の長期エネルギー生産性―エネルギー品質と産業構造要因―

(野村浩二)

[PDF:1.5M]

2018.01.04その他の刊行物

産業別財務データハンドブック

(日本政策投資銀行設備投資研究所[編])

2017.10.17ディスカッションペーパー

Corporate Governance and Corporate Performance under Market Socialism: Empirical Analysis of Listed Companies in China

(Wang, Le, Qun Liu and Masaharu Hanazaki)

[PDF:1.7M]

2017.09.19ディスカッションペーパー

Labor Productivity Stagnation, the Radical Quantitative Easing Monetary Policy, and Disinflation

(Otaki, Masayuki)

[PDF:230K]

2017.08.21その他の刊行物

ケインズとその時代を読む―危機の時代の経済学ブックガイド

(大瀧 雅之・加藤 晋[編])

2017.04.07経済経営研究

日本企業のコーポレートガバナンス:産業の新陳代謝、サステナビリティ経営に向けた課題と展望―2016年東大・設研共同主催シンポジウム抄録―

(植田 和男・福田 慎一・大石 英生・中村 純一[編])

[PDF:9.9M]

2017.02.27その他の刊行物

戦略的リスクマネジメントで会社を強くする

(野田 健太郎)

2017.02.27ディスカッションペーパー

英独におけるエネルギー生産性の改善は持続可能か

(野村浩二)

[PDF:657K]