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日本経済 社会的共通資本と持続的発展
資本主義のあり方が問われる今日、持続可能な経済社会の構築とはいかなるものか。社会的共通資本の概念は、その問いかけに重要な指針を与える。日本経済を中心とした、環境社会、都市とまちづくりなどの分野から、わが国のあるべき姿を未来志向の論考で考察する。
はしがき | 間宮陽介・堀内行蔵・内山勝久 | |
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プロローグ | 間宮陽介・堀内行蔵・内山勝久 | |
序章: | 1970年代からの資本主義の大きな変容 ――過去50年をふり返って |
宮川公男 |
第I部 日本経済と社会的共通資本 | ||
第1章 | 日本経済のビジョンと社会的共通資本 ――下村理論をもとに持続可能な発展を考える |
堀内行蔵 |
第2章 | 日本の財政赤字の影響 ――政府の破綻にいたるリスク |
貝塚啓明 |
第3章 | 最適負債制御問題 ――金融市場と経済社会の安定化に向けて |
吉村浩一・渡邉修士 |
第4章 | 財産権制度の設備と経済成長 ――法制度と金融市場 |
山崎福寿・瀬下博之 |
第II部 社会的共通資本の展開 | ||
第5章 | 漁場の共同利用と自治的管理 | 間宮陽介 |
第6章 | 地球環境問題と自制的組織の役割 | 栁沼 壽 |
第7章 | 効果的な二酸化炭素排出制御 ――排出権取引の実際と理論 |
國則守生・大瀧雅之 |
第8章 | ディスクロジャー制度の構築 ――監査システムと経済社会の信頼確保 |
八田進二 |
第9章 | グローバル新時代における経営・会計のイノベーション ――共生価値と統合思考がもたらす持続可能な経済社会 |
|
小西範幸・神藤浩明 | ||
第III部 社会的共通資本と市民社会の構築 | ||
第10章 | 21世紀の都市計画・まちづくり | 大西 隆 |
第11章 | 都市と持続可能性 ――事例としての鎌倉 |
薄井充裕 |
第12章 | 都市と環境 ――市民生活と社会的側面 |
内山勝久・細田裕子 |
第13章 | 大規模匿名社会における信頼形成と維持 | 奥野正寛 |
あとがき | 間宮陽介・堀内行蔵・内山勝久 |
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