株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)は、2009年7月9日、シンコーケミカル・ターミナル株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:木谷 剛士、以下「当社」という。)に対し、防災格付融資を実施しました。なお、本件は、初の同一事業者に対する3回目の融資実行となります。
DBJ防災格付融資は、中央防災会議「防災に対する企業の取組み」の自己評価項目表をベースに独自の評価システムを構築し、防災に対する取り組みの優れた企業を評価・選定した上、当該企業の防災対策事業に優遇金利で融資を行うという「防災格付」の手法を導入した世界初の融資メニューです。
当社は、昭和42年設立のタンク基地の運営会社で、神戸を中心に化学品貯蔵タンクの賃貸、保管等の事業を行っています。平成7年の阪神・淡路大震災での被災経験を踏まえ、危険物の漏洩対策等二次災害防止について初期動作等を定めた規程類を整備するなど、全社で高い防災意識が保たれており、加えて、平成19年4月には事業継続計画(以下「BCP」という。)を策定し、災害時の重要業務の継続、目標復旧時間の策定等を実施、産業施設として安全経営を強化するための防災対応について、高いレベルでの取り組みがなされています。今回の評価においては、特に、①法令の期限よりも前倒ししたタンクの耐震化対策、②情報系のバックアップ体制整備(設備、データの二重化等)、③利益保険への加入、④市民救命士の資格取得を含めた教育・訓練の実施、⑤タンクポンプのかさ上げ等の水害対策等の具体策に積極的に取り組んでいることなどを高く評価しました。
今般の融資は、当社の神戸、名古屋及び博多各事業所における貯蔵タンク及び危険物倉庫の耐震化等の防災対応事業を対象に実施するものです。当社ではBCPの定期的な見直しを通じたPDCAサイクルを構築しており、今回融資対象事業による施設の安全確保と併せて、一層体系的な防災体制を実現することが期待されます。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後とも幅広い業種・地域へのDBJ防災格付融資の活用を通じ、防災に向けたお客さまの取り組みを積極的に支援して参ります。
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