苫小牧港開発(株)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施-「大自然の恵みを活かした環境インフラ構築」に認定-

 株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)は、苫小牧港開発株式会社(本社:北海道苫小牧市、代表取締役:藤本隆、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みとして、平成22年5月に開始したものです。北海道支店では、『大自然の恵みを活かした環境インフラ構築』をテーマのひとつにして、北海道の企業に対して情報面・資金面でのサポートに取り組んでいます。

 当社は、苫小牧港(※)における石炭荷役及び工業用地分譲を担うべく昭和33年に設立されました。現在では、フェリーターミナル運営、コンテナターミナル関連施設賃貸等へと業容を拡大し、同港運営の重要な一翼を担っています。
 今般、当社は今後一層の貨物取扱量増加が期待される苫小牧東港の国際コンテナターミナルにおいて、ハイブリッド式トランスファークレーン3基を導入しました。当該クレーンは、コンテナ降下時のエネルギーを蓄電し、上昇時にエンジン補助として活用することにより、燃料使用量及びCO2排出量を従来比40%以上削減するものであり、特に苫小牧の冷涼な気候下においては、より高い蓄電性能を発揮することが可能となります。
 (※)北日本最大の特定重要港湾であり、2008年の貨物取扱量で全国第6位(102,293千t)。

 本件は、こうした取り組みから、北海道における運輸部門等のエネルギー消費構造転換に資する環境インフラを構築する当社を、北海道支店の「地域元気プログラム(『大自然の恵みを活かした環境インフラ構築』)」として認定し、融資を実施したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資するお客さまの取り組みを積極的に支援してまいります。

【お問い合わせ先】
北海道支店 業務第二課  電話番号011-241-4524
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