共立印刷(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)は、共立印刷株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役:野田勝憲、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は商業印刷・出版印刷を主力とする印刷会社であり、会社理念において「仕事を企業単位のものとしてではなく得意先、株主、地域社会、社員までを含む大きなネットワークとして捉えることです」と掲げている通り、多様化する顧客ニーズに対応するため、印刷・製本・最終製品までを一貫生産するサプライチェーン体制の構築に努めており、その実践を通じて環境経営を追求している点に特徴があります。

 今回の評価では、(1)製造拠点である本庄工場は、短納期で高品質の印刷が可能となる徹底したオートメーション化を導入した省資源・省エネルギー型の環境配慮工場であり、当社全体のエネルギー効率の改善に寄与している点、(2)2008年度にセレクティブラッピング機を導入し、製品のラッピング及び消費者への直接配送を行うことにより、従来の工場間の輸送に伴うCO2排出の回避を実現している点を高く評価しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も環境配慮型経営に向けたお客様の取組や、地域の成長に資する事業を積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
企業金融第2部  電話番号03-3244-1660
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