(株)日本政策投資銀行と(株)岩手銀行との共同による東日本大震災復興ファンドにおける第一号案件の投融資決定について

株式会社日本政策投資銀行
株式会社岩手銀行


 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)と株式会社岩手銀行(頭取:高橋真裕、以下「岩手銀行」という。)が共同で出資する東日本大震災復興ファンド・「岩手元気いっぱい投資事業有限責任組合」(以下「岩手元気いっぱいファンド」という。)は、第一号案件としてミネックス株式会社(本社:岩手県釜石市、代表取締役社長:伊藤完治、以下「ミネックス」という。)への投融資を決定いたしました。

 岩手元気いっぱいファンドは、地域事情に精通するとともに被災地域に広範なネットワークを有する岩手銀行と投融資一体型の金融サービスを提供するDBJの連携のもと、東日本大震災の被災企業に対する復興資金の供与を通じ、被災地域の早期復興支援を図るため本年8月に設立されました。
 
 ミネックスは、水田の土壌改良用肥料であるケイカル肥料の分野において東北地方での主要な供給を担っている肥料メーカーです。ミネックス本社および工場は、今回の震災により甚大な被害を受けましたが、東北地方の主要産業である水稲栽培への影響を最小限に食い止めるべく、早期の復旧・復興に取り組んでいます。岩手元気いっぱいファンドは、取組趣旨に合致するものとして、同社の震災対応資金として投融資の実行を決定したものです。

 DBJと岩手銀行は、引き続き、岩手元気いっぱいファンドによる企業への投融資等を通じ、被災地域の復興を支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 東北支店 企画調査課 電話番号022-227-8182
 

〔ファンドの概要〕
 岩手元気いっぱい投資事業有限責任組合
  (1) ファンド規模  50億円(当初)
 (2) 出  資  者  無限責任組合員(GP):(株)東北復興パートナーズ
 有限責任組合員(LP):DBJ、岩手銀行
 (3) 期    間  投資期間3年、存続期間10年(但し、必要があれば、投資期間で2年以内、
 存続期間で5年以内の延長を行うこともあります)

  〔ファンドのスキーム図〕

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