(株)日本政策投資銀行と(株)東邦銀行が共同出資している東日本大震災復興ファンドによる常磐興産株式会社への投資決定について

 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)と株式会社東邦銀行(頭取:北村清士、以下「東邦銀行」という。)が共同で出資する東日本大震災復興ファンド・「ふくしま応援ファンド投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、常磐興産株式会社(本社:福島県いわき市、代表取締役社長:斎藤一彦、以下「常磐興産」という。)への投資を決定いたしました。

 当ファンドは、地域事情に精通するとともに被災地域に広範なネットワークを有する東邦銀行と投融資一体型の金融サービスを提供するDBJの連携のもと、東日本大震災の被災企業に対する復興資金の供与を通じ、被災地域の早期復興支援を図るため本年8月に設立されました。

 常磐興産は、福島県いわき市に展開するスパリゾートハワイアンズ(以下「SRH」という。)を中核事業とする東証一部上場企業(コード番号9675)です。SRHは、東日本大震災で甚大な被災を受け、長期休業を余儀なくされましたが、10月1日の部分開業を迎えるとともに、来年2月の全面再開に向け、復旧工事を進めております。昭和42年の開業以来、豊富な温泉資源やフラガール等の知名度を活かし、多くの集客実績を誇っているSRHの復興は、地域の復興の契機になるものと考えております。

 今般、全面復旧に必要な資金100億円の中で財務基盤の健全化を企図し発行する優先株式30億円のうち、当ファンドとして、取組趣旨に合致すると判断し今般10億円の引受を決定いたしました。また、DBJおよび東邦銀行は、70億円の新規調達においても、当社復旧支援のため協調して参画予定であります。
 
 DBJと東邦銀行は、引き続き、当ファンドによる被災企業への投融資等を通じまして、被災地域の復興を支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 東北支店 企画調査課 電話番号022-227-8182


〔ファンドの概要〕
  ふくしま応援ファンド投資事業有限責任組合
 (1) ファンド規模  50億円(当初)
  (2) 出  資  者  無限責任組合員(GP):(株)東北復興パートナーズ
 有限責任組合員(LP):DBJ、東邦銀行
 (3) 期    間  投資期間3年、存続期間10年(但し、必要があれば、投資期間で2年以内、
 存続期間で5年以内の延長を行うこともあります)

  〔ファンドのスキーム図〕

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