東洋合成工業(株)に対し、新「DBJ防災格付」に基づく融資を実施-化学品メーカー初の新「防災格付」取得-

 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、東洋合成工業株式会社(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役:木村正輝、以下「当社」という。)に対し、化学品メーカーでは初の新「DBJ防災格付」適用となる融資を実施いたしました。

 「DBJ防災格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより防災および事業継続対策への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「防災格付」の専門手法を導入した世界初の融資制度です。従来の「DBJ防災格付」は、主に発災前段階における予防策に重きを置いていましたが、新「DBJ防災格付」は、予防策だけに留まらず、危機事案発生後の迅速な復旧を含めた企業の事業継続活動を総合的に評価する内容となっています。

 当社は、昭和29年創業の化学品メーカーで、半導体および液晶パネルの製造に不可欠な感光性材料の製造や、主に電子材料向け溶剤および香料材料をはじめとした化成品製造等を手掛ける世界有数の製造事業者です。

 今回の評価では、(1)防災への取り組みに関し、サプライチェーンからのレベルの高い要求に応えるべく、日本国内でもまだ認証取得例が少ないBS25999規格の取得を目指し、その水準に見合う体制整備を進めている点、(2)事業継続計画の策定に際し、BS25999規格に加えて労働安全衛生マネジメントシステムにおけるリスクアセスメント手法を交えるなど、化学品メーカーとしての特徴を考慮した内容に落とし込んでいる点、等を高く評価しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680
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