霧島酒造(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-本格焼酎業界全国初の環境格付取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、霧島酒造株式会社(本社:宮崎県都城市、代表取締役社長:江夏順行、以下「当社」という。)に対し、本格焼酎業界では全国初、加えて宮崎県内企業でも初となる「DBJ環境格付」に基づく融資を実施いたしました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、霧島山麓で栽培される黄金千貫等を原材料とした本格焼酎「霧島」「黒霧島」等の銘柄を展開する本格焼酎メーカーで、製造工程で生じる焼酎粕リサイクルをはじめ、環境へ配慮した様々な取り組みを実践しています。

 今回の格付では、(1)ゼネコンとの共同開発により、メタン発酵処理を、従来の焼酎粕液部から芋くず等粉砕物にも拡大適用させ、廃棄物のゼロエミッションと再生利用等実施率100%を継続達成している点、(2)今般、増設した焼酎生産プラントでは、従前、脱水ケーキの乾燥工程にとどまっていたバイオガス利用を生産工程にまで利用拡大している点、(3)生産量が増加している中で、総エネルギー投入量、CO2排出量を不断の経営努力により削減している点を高く評価しました。
 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが先進的」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 南九州支店 業務課 電話番号099-226-2666
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