バンコック銀行と業務協力に関する覚書を締結-地方銀行取引先のアジア進出を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、Bangkok Bank Public Company Limited(本社:タイ王国バンコク、頭取:Chartsiri Sophonpanich、以下「バンコック銀行」という。)と、業務協力に関する覚書(以下「本覚書」という。)を締結しました。

 本覚書は、地方銀行とのネットワークを有するDBJとタイ王国最大の商業銀行であるバンコック銀行が協働することにより、地方銀行取引先のアジア進出を支援することを企図したものです。

 具体的には、アジアに進出する地方銀行取引先である地方中堅・中小企業等が現地通貨建融資を希望する場合において、地方銀行がバンコック銀行宛に発行するStand-by L/C(信用状)をDBJが保証するスキーム(以下「本スキーム」という。)を構築します。本スキームを活用することで、より多くの地方銀行の取引先で現地通貨建資金調達が可能となる他、特にタイにおいて洪水被害にあったサプライチェーンの再構築等にも寄与するものと期待されます。
 本スキームは、バンコック銀行の本拠地であるタイをはじめ、バンコック銀行のアジアでの支店ネットワークも活用し、インドネシア・ベトナムでの各現地通貨への展開を検討しております。

 DBJが平成23年6月に設立した「アジア金融支援センター」では、全国の地方銀行と連携し、主に情報面から地方中堅・中小企業等のアジア進出を支援してまいりましたが、今回のバンコック銀行との業務協力を機に、資金面での支援も進めていく所存です。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域経済の国際化を積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 金融法人部 電話番号03-3244-0020



<タイにおける現地通貨建融資スキーム>
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