三ツ星ベルト(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-阪神大震災の経験を踏まえた事業継続力を高く評価-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、三ツ星ベルト株式会社(本社:神戸市長田区、代表取締役社長:垣内一)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより防災および事業継続への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 同社は、大正8年創業の産業用ベルトメーカーであり、「高機能、高精密、高品質な製品の提供を通して社会に貢献する」という経営方針のもと、自動車・OA機器・食品メーカー等、取引先からの高度な要求水準に応え、産業用ベルト業界大手の地位を獲得しています。

 今回の評価では、阪神大震災後、災害に対して地域社会とともに真摯に取り組む中でも、特に、(1)地域住民や消防署、警察署等と協力体制を敷き、全事業所において徹底した初動対応訓練を定期的に実施している点、(2)主要拠点において衛星電話を設置する等、有事の緊急連絡体制を確立している点、(3)供給責任を果たすべく、生産体制を維持するための代替生産体制および戦略を国内外グループ会社の製品製造ライン毎に展開している点、等を高く評価しました。
 その結果、同社は「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455
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