投融資プログラムの拡充について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、平成25年度より (1)「DBJスマートジャパンプログラム」の継続に加え、喫緊に対応すべき日本経済の諸課題に対する取り組みを強化すべく、(2)新たな投融資プログラム(「インフラ強化支援プログラム」および「成長産業立地支援プログラム」)を創設します。
 本日創設した「競争力強化ファンド」(注1)と合わせ、意欲的な活用を図ってまいります。

(1)DBJスマートジャパンプログラムの継続
 平成23年10月に、東日本大震災や円高の進行等、わが国を取り巻く社会状況の急激な変化の中で、産業基盤の再構築、ブランド力の強化、サステナブルな社会の実現、国や業種を超えた連携への支援を目的に創設され、5,000億円の投融資枠を設定(平成24年度末迄)し、「世界に通じる競争力強化」「まちづくり」「環境・エネルギー」に係る取り組みを支援してまいりました。
 平成25年度についても、4,000億円程度の投融資枠を設け、引き続き斯かる取り組みを支援してまいります。また、競争力強化の観点から、特に「バリューチェーンコア企業」(注2)に対する支援を積極的に行ってまいります。

(2)新たな投融資プログラムの創設
■インフラ強化支援プログラム
 社会経済基盤の保全の必要性が高まる中、老朽化した設備等の再構築や防災投資を促進するため、1,500億円程度の投融資枠を設け、PFI等の手法も活用しながら、超長期の投融資等により社会インフラの整備を支援してまいります。

■成長産業立地支援プログラム
 円高・エネルギー制約克服のために、1,000億円程度の投融資枠を設け、先端的設備の導入等による効率性向上や付加価値向上を図り、日本の産業競争力強化を通じた雇用維持・創出等に資する取り組みを支援してまいります。

 なお、こうした取り組みの強化については、シンジケート・ローンの活用等を通じた他の金融機関との協調を一層意識して行ってまいります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による問題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな生活をともに実現していきます~」に基づき、東日本大震災からの復旧・復興やわが国の成長に資する取り組みを積極的に支援してまいります。

(注1)平成25年3月12日付プレスリリース「「競争力強化ファンド」の創設について」参照。
(注2)「バリューチェーンコア企業」:技術力があり、バリューチェーン上で重要な役割を担う企業のこと。

【お問い合わせ先】
経営企画部 広報・CSR室 電話番号03-3244-1180
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