理研製鋼(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-新工場棟建設でさらなる環境負荷低減を推進-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、理研製鋼株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:澤近泰昭)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、世界で初めての融資メニューです。

 理研製鋼株式会社は、昭和24年に新潟県上越市にて設立され、生産拠点として柿崎工場(上越市、従業員数:180名)と長岡工場(長岡市、従業員数:40名)を有し、現在は、大同特殊鋼株式会社グループの一員として、長年培った高度技術により、ベアリング用素材や高精度ハイスドリル、精密加工機械を製造しており、特に直径5mm以下の細線と呼ばれる分野では国内トップシェアを誇っています。
 また、鉄鋼業界において徹底した環境マネジメントのPDCAサイクルを構築し、生産性向上と一体で環境負荷低減に取り組んでいます。

 今回の評価では、以下の点を高く評価しました。

 (1)生産現場での業務効率化や原材料の有効活用などの不断の改善活動がもたらす環境保全効果を把握分析し、生産性向上と環境負荷低減を一体として進めている点
 (2)耐摩耗性に優れた切削工具や直径3mm以下の特殊鋼線材など、高い技術力により長寿命化/軽量化を実現した環境配慮製品を提供している点
 (3)最新の熱処理炉や高効率照明の導入といった工場での積極的な環境投資や水の循環利用等で、着実に環境負荷を低減し、地域の環境保全に寄与している点

 本件融資は、柿崎工場における製品の運送効率改善に繋がる新工場棟の建設資金を対象としており、さらなる環境負荷低減と地域の環境保全への貢献が期待されます。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 新潟支店 業務課 電話番号025-229-0747

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