「中国地域自動車産業の持続的発展に向けて-広島・岡山自動車部品サプライヤー動向を中心に-」を発行

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、このたび「中国地域自動車産業の持続的発展に向けて -広島・岡山自動車部品サプライヤー動向を中心に-」を発行しました。

 日本の製造業は、近時のグローバル化を受けて適地生産化へと向かう流れにあり、これを容易には変えがたい環境にあります。
 本レポートは、斯かる状況下、中国地域の基幹産業である自動車製造業の国内外生産拠点の位置づけや役割分担を今一度明確にし、当該産業の持続的な発展を見据えた今後の展開の在り方を探る必要性が高まっているとの問題意識のもと、中国地域に本社を置く自動車部品サプライヤー等31社に対してインタビューを実施した結果を取りまとめたものです。

 その結果、過去10年程度の間に内外拠点の有機的な連携のもとで持続的な成長を遂げてきた企業であってもコスト削減の余地はもはや限界に近いとの声や、海外展開をさらに進めるうえで現地のものづくり現場と法人経営をともに指導できる人材が不足し、今後の展開を難しくする要因となっているとの声がありました。

 本レポートでは、単なる価格競争に陥ることなく持続的であるためには、絶対的な品質も兼ね備えた総合的な競争力を強化し、完成車メーカーと協働しながら顧客訴求性の高い「新たな価値」の実現に貢献していくことが必要としています。また、そのための戦略人材の持続的な育成の仕組みづくりの必要性を提言しています。

 当レポートをご希望の方は、DBJウェブサイト「地域・海外レポート(中国)」(https://www.dbj.jp/investigate/list/?year=2013&cat=report&area=chugoku)に掲載しておりますのでご参照下さい。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による問題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来をともに実現していきます~」に基づき、今後とも地域のお役に立てる情報発信を積極的に行ってまいります。


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