日本化薬(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:萬代晃、以下「日本化薬」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 日本化薬は、大正5年に日本初の産業用火薬メーカーとして誕生した総合化学品メーカーです。「世界的すきま発想。」をコーポレート・スローガンとして掲げ、ニッチ市場のグローバルNo.1を目指し、機能性材料、デジタル印刷材料、染料、触媒、医薬品、自動車安全部品、農薬など広範な事業を展開しています。
 現在、中期CSRアクションプランに基づき、CSR経営への意識を高めるとともに、事業継続力強化に向けた取り組みを推進しております。

 今回の評価では、以下の点を高く評価しました。

 (1)人的影響や外部要請など幅広い社会的責任を勘案して優先業務を抽出、国内外の分散した生産拠点を活かした代替戦略を策定している点
 (2)日本化薬が担っている供給責任の重さに鑑み、重要製品の代替可能性および供給困難性を把握したうえで、事業継続の観点から戦略在庫の水準を設定・管理し、情報資産のバックアップ体制を強化している点
 (3)自治体との協定に基づいた主要拠点における地域防災力の向上への貢献やBCMにかかる取り組みについて、HPやCSRレポート等を通じて積極的に情報発信している点


 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680

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