カゴメ(株)に対し、「DBJ環境格付」(最高ランク)に基づく融資を実施-格付リニューアル後、全国初の格付取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、カゴメ株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:寺田直行、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという世界で初めての融資メニューです。平成16年に運用を開始した「DBJ環境格付」は、これまでの10年にわたる実績・経験に加え、企業の非財務情報の開示に係る最新の潮流等を参考にして、今般、設問の内容を大幅に見直しました。

 当社は、持続可能な「人・社会・地球環境の健康長寿に貢献する」ことをサステナビリティのテーマに掲げ、これを重要度に応じて事業活動に組み込むことを通じ、「社会価値」の提供と需要創造による「経済価値」の両立を目指しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
 (1)国内産トマトに代表される製品原料に、栽培時の環境負荷削減の観点から独自の栽培ガイドラインを策定していることに加え、契約農家に対する営農支援により、農業の持続可能性の向上に貢献している点
 (2)原料調達段階からの生態系モニタリングにより事業の影響を把握するとともに、専門家の協力を仰ぎながら生物多様性と当社のバリューチェーン全体との関係性を分析するなど、生態系サービスへの依存度を低減させる取り組みを加速させている点
 (3)マルチステークホルダーとの対話を踏まえ、環境経営を推進する上での広範な課題からマテリアリティ(重要課題)の特定およびそれに基づくKPIの設定を、サステナビリティレポーティングの新たな流れを踏まえて先駆的に進めている点

 その結果、当社は、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 東海支店 電話番号052-231-7562

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