屋久島電工(株)に対し、「DBJ BCM格付」・「地域元気プログラム」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、屋久島電工株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下泉学、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」と「地域元気プログラム」の双方に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 また、「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みであり、南九州支店では、「南九州「食、健康、環境・エネルギー」先進地域化プロジェクト」をテーマに、鹿児島県および宮崎県で事業を営む企業に対して、情報面・資金面でのサポートに取り組んでいます。

 当社は、昭和27年に屋久島の水力資源の開発利用を目的に設立され、水力発電で生み出した電力の島内供給と、国内で唯一の炭化ケイ素の製造を行っています。炭化ケイ素は耐火材や研磨・研削材のほか、ディーゼル自動車用排ガス除去装置材料等の環境関連分野にも用途が広がっています。

 今回のDBJ BCM格付では、以下の点を高く評価しました。
 (1)複数の災害を想定し、連結子会社や関係会社との共同訓練により具体的な行動手順を周知徹底している点
 (2)島内の防災訓練や地域消防団への参加等を通じ、地域の防災力向上に貢献している点

 また、本件は、屋久島の生活・産業に必要不可欠なエネルギーを供給しながら、屋久島の重要産業である炭化ケイ素製造事業を営む当社を地域の先進的事例として評価し、「地域元気プログラム」の対象に認定したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進や地域の成長に資する事業に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 企業金融第6部 電話番号03-3244-1730
 南九州支店 業務課 電話番号099-226-2666

DBJ News一覧へ戻る