南海電気鉄道(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、南海電気鉄道株式会社(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:亘信二、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、大阪なんばを基点に、和歌山、関西国際空港、高野山等を結ぶ民間鉄道会社として、環境保全に配慮した鉄道事業の運営に努めるとともに、沿線地域社会との協働による生態系サービスへの配慮と鉄道の利用促進の一体化を図るなど、本業を通じた高度な環境経営を実践しています。

 今回の評価では 、以下の点を高く評価しました。

 (1)省エネ車両の導入等により、鉄道事業の環境負荷を一層低減している点
 (2)自社での森林育成事業から取得したCO2クレジットを付与した「高野山・世界遺産きっぷ」の販売等、沿線の生物多様性保全に注力している点
 (3)サステナビリティレポーティングガイドライン第4版(G4)基準に沿って、中期経営計画に即したマテリアリティおよびそれに基づくKPIの設定に向けた取り組みを進めている点

 
 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455

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