函館山ロープウェイ(株)に対し、メザニンファイナンス実施およびシンジケート・ローン組成-道内観光業の成長投資を資金面から支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、函館山ロープウェイ株式会社(本社:北海道函館市、代表取締役社長:本間秀行、以下「当社」という。)に対し、劣後ローン(メザニンファイナンス(注))を実施するとともに、株式会社北洋銀行と共同でシンジケート・ローンを組成しました。

 当社は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」(改訂第2版)で三つ星として紹介されるなど夜景で抜群の知名度を誇る函館山にて、ロープウェイ事業を営んでおり、函館の観光産業における中心的な役割を果たしています。

 平成27年度末までに予定されている北海道新幹線の開業に向けて、当社は、利便性や観光地としての魅力の向上を企図し、夕方のピーク時の混雑対応やバリアフリー化を目的とした大規模な施設改修を計画しています。本件は、函館地域の観光産業において極めて重要なプロジェクトとなるこの計画を資金面からサポートするべく、メザニンファイナンスによるリスクマネー供給を通じて当社の財務基盤強化を図るとともに、地域金融機関等の参加によるシンジケート・ローンを組成したものです。なお、本件は当社乗降客の利便性向上により、函館地区および道内観光の基盤強化に資することから、地域元気プログラムの対象として認定し、融資を実施しています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域活性化に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注)「メザニンファイナンス」:メザニンとは「中二階」を意味します。企業の資本と負債の中間的性質を有するファイナンスであり、劣後ローン、種類株式等の形態をとります。
<シンジケート・ローンの概要>
   アレンジャー:北洋銀行、DBJ
   貸出人 :北洋銀行、DBJ、みずほ銀行、北海道銀行、江差信用金庫

【お問い合わせ先】
 北海道支店 電話番号011-241-4112

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