ポリプラスチックス(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、ポリプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤昇、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、「エンジニアリングプラスチックスの無限の可能性を追求し、才能豊かな魅力溢れる人材の創出と、Innovationによる豊かな未来社会の形成に貢献する。」という経営理念のもと、環境・安全・健康管理(ESH)体制を構築するとともに、富士工場を中心とした高度な環境管理活動を展開しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
(1)ISO14001やレスポンシブル・ケアで要求される重要な環境・安全側面に対するリスク管理を徹底するとともに、「環境に関する地域説明会」において地域社会との対話の機会を設けている点
(2)調達先に対して、RoHS指令(注1)、REACH規制(注2)に対する適合性の調査を含む環境負荷物質調査を継続的に実施しており、当社ホームページにおいて製品に関するSDS(注3)を分かりやすく開示している点など、環境・安全面における高度なサプライチェーン形成に努めている点
(3)特許数など研究開発に係る成果目標を設定し、自社研究および共同研究を通じた次世代の素材開発を進めている点

 その結果、当社は、「環境への配慮に対する取り組みが十分」という評価を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


(注1)RoHS指令(有害物質使用制限指令):欧州における有害物質の電気・電子機器への使用制限
(注2)REACH(欧州化学品規制):欧州における新しい化学品規制
(注3)化管法SDS(Safety Data Sheet : 安全データシート)制度:事業者による化学物質の適切な管理の改善を促進するための制度
(注1~注3の出典:経済産業省ホームページ)

【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680

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