(合)日本充電サービスに対し、プロジェクトファイナンスでのシンジケート・ローンを組成-電動車両向け充電インフラネットワーク構築を金融面からサポート-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、合同会社日本充電サービス(本社:東京都港区、以下「当社」という。)に対し、横浜銀行、京都銀行、七十七銀行、中国銀行および百五銀行(地方銀行計5行)と共同し、プロジェクトファイナンスでのシンジケート・ローンを組成しました。

 当社は、電動車両(「PHV・PHEV・EV」)ユーザーにとって利便性の高い充電インフラネットワークの構築を推進するために設立された、トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社、東京電力株式会社、中部電力株式会社およびDBJの計7社の合弁会社です。

 本件は、当社が全国規模にて展開する充電インフラネットワークの構築資金が対象事業です。当社事業は、電動車両の普及とそれに伴う環境負荷の低減に加え、地域および関連産業への波及効果や、新事業の創造にも寄与する等、高い公共性・社会的意義が認められます。
 DBJは、これらの趣旨に賛同する地域金融機関とともに、当社事業を金融面からサポートしてまいります。なお、DBJは、当社に対し、昨年6月に「競争力強化ファンド」(注)による出資を実施しています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、わが国の産業競争力強化や地域経済の活性化に貢献するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

<会社概要>
会社名
合同会社日本充電サービス
本社所在地
東京都港区三田3-11-36 三田日東ダイビル6F 2号室
設立日
平成26年5月26日
出資者
トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、
本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社、
東京電力株式会社、中部電力株式会社、
株式会社日本政策投資銀行
資本金
1億円
<シンジケート・ローンの概要>
 組成金額:89億円
 契約締結日:平成27年3月11日
 リードアレンジャー兼セキュリティエージェント:DBJ
 ペイイングエージェント:横浜銀行
 貸付人:DBJ、横浜銀行、京都銀行、七十七銀行、中国銀行および百五銀行


(注) 「競争力強化ファンド」とは、わが国の産業競争力強化に向け、各企業における潜在能力を、新たな事業フロンティアの開拓や戦略的連携の推進等を通じて事業化し、成長に繋げることにより、新たな価値の創造や企業価値向上を進める取り組みを支援するため、DBJが設立したファンドです。
DBJは、わが国の産業競争力強化に資する新たな価値創造に向けた取り組みを後押しすべく、「競争力強化ファンド」を活用し、平成26年6月27日付にて当社へ出資を実施しました。
(http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2014/html/0000016069.html)。


【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680
 ストラクチャードファイナンス部 電話番号03-3244-1590
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