共立印刷(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、共立印刷株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:倉持孝、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めてのメニューです。

 当社は、商業印刷および出版印刷を主とする総合印刷会社であり、印刷から配送まで一貫した生産体制の中で、プロセスにおける環境効率の向上に主眼を置いた環境管理を実践しています。

 今回の評価では以下の点を高く評価しました。
(1)全生産拠点を3km圏内に集約し、印刷・製本・封入をワンストップ化することにより、工場間移送で発生するCO2排出量や梱包材の削減を実現しているほか、顧客の環境負荷低減に資するサービスとしてダイレクトメール印刷を積極的に提案販売する等、事業活動の推進が環境貢献と連動している点
(2)オペレーション改善によるロスの低減および環境効率改善を目的に、用紙補填額をKPIに設定したうえで、目標の達成に大きく貢献した従業員に対し金銭的なインセンティブを導入すること等により、コスト競争力強化と環境負荷低減の双方を実現している点
(3)乾燥炉の小型化や印刷機用モーターの省エネ化等、計画的に設備投資を行い、生産性向上と同時に環境効率の向上を推進している点

 その結果、当社は、「環境への配慮に対する取り組みが十分」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 企業金融第2部 電話番号03-3244-1660

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