三菱オートリース(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、三菱オートリース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:谷村信哉、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、三菱グループを代表するオートリース会社として、車両リースのみならず、車両管理にかかるさまざまなソリューションを提供しています。危険運転映像記録型テレマティクスサービス提供による安全運転やエコドライブの支援、さらにはお客様の車両運行管理支援などを実施するとともに、電気自動車やハイブリッド車を中心とするエコカーの普及にも力を入れており、低炭素社会の実現にも取り組んでいます。また、危機発生時においても業務を継続すべく、防災および事業継続の取り組みを進めています。

 今回の評価では以下の点を高く評価しました。

 (1)有事にも情報システムを安定的に利用すべく、全社的な情報セキュリティの推進体制を基盤に、データセンターの二重化による重要な情報資産のバックアップ体制の強化を図っている点
 (2)事業影響度分析の手法に則り、当社事業・業務を網羅的に洗い出したうえで顧客や株主、社会システム等複数の観点から業務中断による影響評価に基づき重要業務を特定し、震災後の対応手順を時系列で整理している点
 (3)代替拠点を予め定め、重要業務を遂行する人員の代替確保や権限付与など事前の準備を進めるとともに、事業継続教育・訓練の実施により実行性の確保を図っている点

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 企業金融第3部 電話番号03-3244-1678

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