大森機械工業(株)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、大森機械工業株式会社(本社:埼玉県越谷市、代表取締役社長:大森利夫、以下「大森機械」という。)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下「DBJ健康格付」という。)に基づく融資を実施しました。

 「DBJ健康格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員の健康配慮への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 大森機械は、昭和32年の設立以来、顧客の要望に応えてさまざまな包装機械を提供してきた包装機械メーカーのパイオニアです。難易度の高い包装システム機器を数多く開発するなど、独自に蓄積した高い技術力・ノウハウを有していることから、DBJは大森機械を「バリューチェーンコア企業(注)」に選定しております。

 今回の評価では、第3次3ヵ年計画の基本方針として掲げる「働きやすさアップ」へ向けて、従業員一人ひとりの働きやすい職場づくりに積極的に取り組む大森機械の姿勢に対し、以下の点を高く評価しました。
(1)全職員に対して血液検査を実施し、これにより明らかになったメタボリックシンドローム症候群および予備軍の職員に対して産業保健師による面談、健康指導を実施している点
(2)時間外労働者数に関する3ヵ年数値目標を設定し業務効率化を進めるほか、本部長会議で過重労働者を都度確認し管理者に対して注意喚起を行う等により着実に長時間労働者を削減している点
(3)有休カウント10の取り組みを開始し積極的な有休取得の促進や新たに産業保健師および臨床心理士への相談窓口を整備するなど、従業員の職場環境改善策を積極的に進めている点
(4)新たに「大森健康塾」を組織し、運動体験、食生活改善、歯の健康、減煙・禁煙対策など、従業員の健康意識向上に向けた参加型の施策を毎月実施している点

 DBJ は、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、健康経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


(注)「バリューチェーンコア企業」:高い技術力を有し、バリューチェーン上で重要な役割を担う企業のこと。詳細は、DBJ Monthly Overview 2013年1月号 今月のトピックス No.185「バリューチェーンコア企業のサポートによる産業競争力強化」参照。
(http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2012/html/0000011826.html)

【お問い合わせ先】
 企業金融第2部 電話番号03-3244-1117

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