「奈良県観光活性化ファンド」による(株)easygoingの社債引受決定

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)、株式会社地域経済活性化支援機構(代表取締役社長:瀬谷俊雄、以下「REVIC」という。)および株式会社リサ・パートナーズ(代表取締役社長:田中敏明、以下「リサ」という。)が共同出資する「観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合」の子ファンドである株式会社南都銀行(頭取:橋本隆史、以下「南都銀行」という。)等が組成した「奈良県観光活性化投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」という。)は、株式会社easygoing(本社:東京都中央区、代表取締役:濱野浩一、以下「当社」という。)の発行する社債の引受を決定しました。

 南都銀行が営業基盤とする奈良県は、全国有数の歴史的文化遺産の宝庫であり、観光産業は地域の主たる産業として、地域経済に深く関連しています。しかしながら、国内外から多くの観光客が来訪しているにもかかわらず、観光宿泊客数は伸び悩んでいる状況にあります。当社は、今回本ファンドより調達する資金について、奈良市の支援を得て平成28年3月にオープンした、奈良市高畑にある指定文化財の古民家を改装した、ゲストハウス・レストラン「NARAMACHI HOSTEL& RESTAURANT」の事業基盤の拡大に活用する予定です。

 DBJ、REVICおよびリサは、観光産業を通じた地域経済の活性化を目的として、平成26年4月に観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合を組成して以降、地域金融機関と連携し、同ファンドを活用した子ファンドを組成しています。平成27年3月に「静岡観光活性化ファンド」、平成27年9月に本ファンド、平成27年10月には「九州観光活性化ファンド」をそれぞれ組成してきましたが、本件は、「奈良県観光活性化ファンド」における第1号の投融資案件となります。

 今後も、本ファンドを通じて、南都銀行との連携のもと、DBJ、REVICおよびリサが有する専門的知見やファイナンスノウハウを活かしつつ、奈良県における観光の活性化を通じ、地域経済の活性化に貢献してまいります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域経済の活性化を積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 企業ファイナンス部 電話番号03-3244-1351


〔本ファンドの概要〕
名称奈良県観光活性化投資事業有限責任組合
組成日平成27年9月30日
ファンド総額1,000百万円
ファンド出資者南都銀行、観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合、
南都ディーシーカード(株)、(株)RD観光ソリューションズ
ファンド運営者南都ディーシーカード(株)、(株)RD観光ソリューションズ

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