九州通信ネットワーク(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-2年連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、九州通信ネットワーク株式会社(本店:福岡県福岡市、代表取締役社長:秋吉廣行、以下「QTNet」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 QTNetは、九州域内で光ブロードバンドサービスを始めとした情報通信サービスを提供する九州電力株式会社グループの電気通信事業者であり、通信サービスの安定供給に向けて徹底した防災対策に取り組むとともに、ハード、ソフトの両面から高度な事業継続マネジメント体制を構築しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
(1)幹線ルートの二重化対策の実施やボトルネックである総括局の代替拠点として新総括局の建設等、ハード面における高い堅牢性を確保している点
(2)外部委託先の事業継続に関する取組状況調査および改善提案を実施する等、サプライチェーン全体に対するリスクマネジメントを強化している点
(3)有事の際の財務業務の遂行に関して、関係先の体制等を確認し、緊急連絡先や具体的な対策状況を整理することで財務面での課題にも対応している点

 その結果、QTNetは、「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を2年連続で取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 九州支店 業務課 電話番号092-741-7734

DBJ News一覧へ戻る