ADFIAP Awards 2023を受賞
2023年5月15日から17日にかけて開催されたADFIAP(アジア太平洋開発金融機関協会(注1))の年次総会において、株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)と学校法人沖縄科学技術大学院大学学園(以下、「OIST」)の業務協力協定およびライフタイムベンチャーズ合同会社が無限責任組合員として運用するOLtV Seed Fund投資事業有限責任組合(以下、「本ファンド」)への出資の取り組みにつき、技術開発部門における優れた取り組みとしてADFIAP Awards 2023を受賞しました。
ADFIAP Awardsは、域内の優秀かつ啓発性の高いディール・取り組みを広く周知し、金融手法・技術の共有を図る目的で、優れた実績を残したアジア太平洋地域の開発金融機関を表彰するものです。
OIST は、沖縄における世界最高水準の研究、教育、イノベーションの拠点づくりを推進するため、2011年に設立された学際的な理系の研究大学院大学です。充実した研究施設、教員への複数年にわたる研究費配賦などを特長とし、最先端の研究を行っています。設立以来、研究・教育活動に加え、産学連携に向けた環境整備を積極的に推進し、スタートアップ企業の創出にもつながり始めています。
本ファンドGP であるLifetime Ventures は、特定技術を熟知し、際立った才能を有する起業家への支援を特徴としたベンチャーキャピタルであり、創業者に伴走する共同経営者の探索及び創業者、共同経営者一体となったチームビルディングにノウハウを有しております。
本ファンドは、これまでOIST が蓄積してきた研究成果の社会実装を主なテーマの一つとしてディープテック系のスタートアップに出資を行うファンドです。
現在、アカデミアの研究成果の社会実装には、経営人材の不足のほか、事業化までの時間軸の見極めの困難さを背景に、財政(公共による研究費支援)と金融(民間による成長資金)による資金調達の間を繋ぐリスクマネーが不足していることが課題であると指摘されています。かかる課題意識に対して、DBJ はアカデミアの技術事業化支援として、これまでJAXA や産総研等の国立研究開発法人と協業し、個別の研究成果に対するリスクマネー供給を見据え連携してまいりました。
本件は、アカデミア連携にファンド出資を組み合わせることで、GP の有するノウハウと連携し、研究成果の事業化及びその後の資金支援迄を含めた包括的な解決を目指す初めての試みとして高く評価され、今般受賞に至りました。
DBJ は本件取組が、わが国の科学技術力向上及び経済の活性化に資するものであることから、「特定投資業務(注2)」の一環として創設された「DBJ スタートアップ・イノベーションファンド(注3)」より本ファンドへ出資しています。
DBJ は今後、OISTの研究成果の社会実装に向け、OIST並びに本ファンドとの連携の取組を一層加速して参ります。
(注1) ADFIAP概要
| 正式名称 | : | Association of Development Financing Institutions in Asia and the Pacific(アジア太平洋開発金融機関協会) |
| 設立 | : | 昭和51年10月(本部:フィリピン/マニラ) |
| 目的 | : | アジア太平洋地域の開発金融機関の協調促進、開発金融の調査研究、人材育成等 |
| 加盟機関 | : | 38ヶ国・地域、89機関 |
(注2)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国から一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注3)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを促進するため設置した資金枠です。
【お問い合わせ先】
業務企画部 電話番号 03-3244-1150