企業の長期的成長に繋がる環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)への取組を総称し、それぞれの頭文字を取ったもの。企業の持続的成長を測る指標として、欧州を中心に機関投資家の間で広まってきた。また、投資の意思決定において、財務情報だけでなく、ESGも考慮に入れる手法を「ESG投資」という。「ESG投資」はいくつかの種類に分類され、最も使われている手法は「ネガティブ・スクリーニング」と呼ばれる、特定の社会的または環境的基準を満たさない業界・企業を除くものである。昨今では、こうした「ネガティブ・スクリーニング」に該当する事業を行っている企業への投資撤退や取引中止の動き(「ダイベストメント」)が見られる。