(株)PPP新桜に対するプロジェクトファイナンス(特定投資業務)

株式会社PPP新桜(本社:富山県富山市)は、富山市のPPP事業である「本庁舎北側公有地活用事業」を受託するために設立されたSPC(特別目的会社)です。PPP新桜は、富山市役所に隣接する公有地を活用して、「学び・健康・環境」をテーマに官民で共同利用する施設の設計、建設、維持管理および運営を行います。

富山市は、「富山市SDGs未来都市計画~コンパクトシティ戦略による持続可能な付加価値創造都市の実現~」においてPPP/PFI手法を活用した公共施設等の整備を掲げており、「とやま地域プラットフォーム」の取り組みを通じて、PPP/PFI事業の初期的官民対話や地域企業のノウハウ習得支援などの活動を実施しております。本事業は、同プラットフォームの取り組みから事業化に至った第1号案件であり、同プラットフォームに参加する複数の地域企業により設立されたPPP新桜が受託するものです。

DBJは、富山市の「とやま地域プラットフォーム」の取り組みを北陸財務局および北陸銀行と共に2016年から支援するほか、本事業については富山市のコンパクトなまちづくりを地域企業の資金・ノウハウを活用して実現する地域経済好循環型のPPP事業となることが期待されることから、PPP新桜に対して特定投資業務を活用したプロジェクトファイナンスを実施しました。