地域金融機関と共に北海道活力強化ファンドを組成し、震災復興および地域振興に向けた投融資を実施

2018年9月に発生した北海道胆振東部地震への対応として、同年10月に株式会社北洋銀行、株式会社北海道銀行およびDBJは「北海道活力強化金融協定」を締結しました。この協定は、道内2行とDBJが結束し、それぞれのノウハウやネットワークを持ち寄ることで、早期の復旧・復興や震災を契機とした北海道の更なる活力強化に資する取り組みへの支援を目的としたものです。

具体的な取り組みとして、協定締結直後に3行で、期限一括返済型ローン等のリスクマネー供給を行う「北海道活力強化ファンド投資事業有限責任組合」を共同組成しました。ファンドからはこれまでに、道内外で複数のリゾートホテル・ビジネスホテル等を運営するカラカミ観光株式会社(本社:北海道札幌市)、支笏湖畔で老舗旅館を経営する丸駒温泉株式会社(北海道千歳市)および層雲峡・札幌市にてロープウェイ・リフトを運営する株式会社りんゆう観光(本社:北海道札幌市)等への投融資を実施しました。

いずれの会社も震災により業務上の被害を受けたものの、その後回復のための営業努力を進め、業務の継続を通して地域の振興に貢献していることから、当該取り組みがファンド趣旨に合致するものとして投融資を実施したものです。