東和薬品(株)の「特許満了医薬品の安定供給の実現」に向けた取組を資金面からサポート
株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田逸郎、以下「東和薬品」という。)に対し、優先株式引受による出資を実行いたしました。
東和薬品は、「私達は人々の健康に貢献します 私達はこころの笑顔を大切にします」という企業理念のもと、コア事業であるジェネリック医薬品事業に加え、「健康の維持」や「病気になる前の状態(未病)を健康な状態に戻す・または悪化させない」といった健康関連事業に関する取り組みを行い、「健康寿命の延伸」に貢献し、いつの時代も世の中や地域社会に必要とされる企業を目指しています。
国内のジェネリック医薬品市場は、2000年代初めより政府による使用促進が進められた結果、現在では数量シェアが目標値である80%をすでに上回る水準に達している一方、2020年以降のジェネリック医薬品の供給不足に端を発する医薬品不足の状況は依然として続いております。加えて、長期収載品がジェネリック医薬品に急速にシフトする中で、長期収載品を製造する先発医薬品企業が長年蓄積してきた製造技術やノウハウなど国内医薬品産業の貴重な資産が継承されず失われるリスクも指摘されております。
かかる中、東和薬品は、医薬品業界全体の課題に対し、先発医薬品の特許満了を起点とした「特許満了医薬品」(特許が満了した先発医薬品とジェネリック医薬品)を1つの大きな市場として捉え、先発医薬品企業、ジェネリック医薬品企業及び医薬品製造受託企業が相互に連携した協業体制の構築に取り組み、将来にわたり治療上必要とされる医薬品を持続的に安定供給するエコシステムを構築し、社会全体の健全な循環モデルの実現を目指しています。
本件は、東和薬品に対し資本性資金を提供することで、東和薬品による自社製造ラインの増強および経営方針や経営理念が合致する企業との協業等をサポートするものです。
DBJは、東和薬品によるこれらの取り組みが、同社の競争力強化に加え、国民の健康及び生命を守る重要な物資であり国民のインフラともいえる医薬品の安定供給体制の構築に資することから、「特定投資業務(※1)」の一環である「サプライチェーン強靭化・インフラ高度化ファンド(※2)」を活用し、東和薬品に対し、優先株式引受による出資を実行いたしました。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、重要物資の安定供給確保等のサプライチェーン強靱化やデジタル技術の活用による物流をはじめとするインフラの強靱化・高度化を推進するため設置した重点投資分野です。
【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455