日本物流未来投資事業有限責任組合による(株)アイアンドアイ千葉中央(第一号案件)への出資について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)およびSBSホールディングス株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:鎌田正彦、以下「SBSHD」という。)が共同出資する「日本物流未来投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、第一号案件として、株式会社アイアンドアイ千葉中央(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:城間勝、以下「当社」という。)への出資を実行しました。

 当ファンドは、主に地方に事業基盤を有する中堅・中小物流事業者において、事業承継や人手不足等の問題に直面している昨今の状況を踏まえ、地域物流配送網の維持および持続可能性の向上、並びにSBSグループの配送網の維持・拡充を図ることを目的として設立されました。

 当社は、千葉県および東京都東部でネットスーパー配送、ルート便、企業専属便などの軽貨物運送に従事する自動車運送業者です。

 本件は、DBJおよびSBSHDのノウハウを活用したバリューアップ施策(営業網の拡充、収支・財務の改善、コンプライアンスの体制整備等)を通じ、当社事業拡大を支援するとともに、SBSグループとのシナジー効果を追求する取り組みです。本件により、地域物流配送網の維持および持続可能性の向上、並びに我が国サプライチェーンを支えるSBSHDの競争力強化が期待されるため、DBJは、当ファンドを通じ「特定投資業務(注)」を活用したサポートを行います。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金にかかる市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化および我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

お問合せ先

日本政策投資銀行 企業金融第3部
電話番号 03-3244-1990

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