三井化学(株)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を実施
-最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本修、以下「三井化学」という。)に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下「DBJ健康格付」という。)に基づく融資を実施しました。

 「DBJ 健康格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員の健康配慮への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 三井化学は、石化原料等の基盤素材からヘルスケア・ICT材料等の機能化学品まで、幅広い事業をグローバルに展開する総合化学メーカーです。長期経営計画「VISION 2030」において、三井化学が目指すべき企業グループ像を「化学の力で社会課題を解決し、多様な価値の創造を通して持続的に成長し続ける企業グループ」と定義し、「環境と調和した循環型社会」「多様な価値を生み出す包摂社会」「健康・安心にくらせる快適社会」の実現を目指して事業に取り組む中、健康経営の推進にも積極的に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 「社員の健康は、会社の健康に直結する」、「社員の健康を増進することは、社会への貢献である」の基本理念のもと、人事部・健康管理室・健康保険組合の強固な連携体制を構築し、エビデンスに基づく緻密なアプローチと事業所ごとのきめ細やかな施策の展開・浸透により、社員の心と身体の健康増進を促す高度な健康経営マネジメントを実現している点
(2) 経営システムの中に上記健康経営のPDCA サイクルを位置づけ、国内外の関係会社にも健康経営マネジメントを展開していることに加え、足元でもコロナ禍による働き方の変化を踏まえた施策の改善に取り組む等、中長期的な内外環境分析により社員の課題をスピーディーに把握し、さらなる高度化に取り組んでいる点
(3) 目指すべき企業グループ像の実現に向けて、経営計画「VISION 2030」に連動する人材戦略策定のもと、経営者候補の獲得・育成を推進する「キータレントマネジメント」施策や自律的キャリア意識を促す環境整備に注力し、「戦略重要ポジション後継者準備率」や「エンゲージメントスコアの向上」等をKPIに掲げ、さらなる企業変革に向けて人的資本の拡充に努めている点

 その結果、三井化学は、「従業員の健康配慮への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、健康経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
  企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

DBJ News一覧へ戻る