(株)日本農業への出資決定について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社日本農業(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:内藤祥平、以下「当社」という。)に対する出資を決定し、出資契約を締結しました。

 当社は、2016年に設立され、りんごを中心に果樹・野菜の農地開発、仕入、選果、国内外への販売を一気通貫で行うスタートアップ企業です。当社は、海外の生産手法や選果方法に関する知見を国内に取り入れることを通じて、国内農業における生産効率化及びバリューチェーン効率化に資する取り組みを行っているほか、海外への積極的な販路拡大による国産作物の輸出展開に貢献しています。

 DBJは、2020年より海外食農ファンドに出資することを通じて、農業課題の解決に向けた先進的なノウハウ獲得に注力してきました。かかる中、当社の取り組みは、日本の農業が抱える生産・流通面での課題解決を通じて、我が国の食農産業の競争力強化、持続的発展に寄与するものとして、「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用し当社への投資を実施します。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。



【お問い合わせ先】
企業金融第3部 電話番号 03-3244-1990

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