株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、MedVenture Capital Management株式会社(以下「当社」という。)が運営するMPI-3号投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)に対する出資契約を締結しました。
当社は、日米を中心に革新的な医療機器を開発するベンチャー企業に対して投資を行う目的で設立されたベンチャーキャピタルです。医療機器業界の経験者を中心とするチームメンバーの医療機器に対する知見及び投資実績を生かして、2013年以降優れたスタートアップ企業の発掘及び投資先に対するハンズオン支援を実施してきました。当ファンドは当社チームの第3号ファンドであり、リスクマネー供給や連携を通じたオープンイノベーションの推進により、新産業の創造を企図するものです。
DBJは、当社チームが運営する2号ファンドに出資を行っており、本件は、当ファンドに出資を行うことで、当社との協業をさらに発展させるとともに、日本のライフサイエンスエコシステムに対して継続的な成長資金を供給して、患者様の生活を変革しうる革新的な医療機器の開発を支援するものです。
DBJは、本件が、当ファンドによる投資を契機として投資先企業が当社のリソースを活用した経営革新を実現することにより、国内企業の競争力強化やスタートアップエコシステムの活性化に寄与するものとして、DBJの「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用し投資を実施します。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及びわが国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。
【お問い合わせ先】
企業金融第6部 ヘルスケア室 電話番号 03-3244-1730