西武鉄道株式会社に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンを実行-西武グループのCO2排出量ネットゼロ実現に向けた支援-

株式会社日本政策投資銀行
株式会社西武ホールディングス

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社西武ホールディングスの連結子会社である西武鉄道株式会社(本社:埼玉県所沢市、代表取締役社長:小川周一郎、以下「西武鉄道」という。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)を本日実行しました。

 本ローンは、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に基づき、DBJが対話を通じ西武鉄道のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)の設定を支援するとともに、融資条件と西武鉄道のSPTに関するパフォーマンスとを連動させ、SPT 達成への動機付けを行うことで、環境課題及び社会課題の解決を通じた持続可能な社会の実現と持続的な企業成長の両立を促進・支援するものです。DBJは、SPT達成に向けた西武鉄道の主要な取り組みを「対話テーマ」として設定し、融資期間中の定期的な対話により、SPT達成に向けた伴走を行います。

 西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として積極的に推進しております。喫緊の社会課題である気候変動への対応を加速すべく、本ローンによる資金調達を通じて、グリーン経営をさらに強力に推し進めてまいります。

 本ローンでは、西武グループの環境負荷削減目標である2050年度CO2排出量ネットゼロに向けた取り組みを支援すべく、西武鉄道のCO2排出量について、以下のKPI・SPTを設定しました。

【DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの概要】

実行額  110億円 
KPI  西武鉄道のCO2排出量(Scope 1・2) 
SPT  KPIにつき2030年度に2018年度比46%以上削減すること 

 本件資金は、鉄道事業の設備投資資金に充当され、環境負荷の低い新型車両や省エネ設備の導入等、西武鉄道のCO2排出量削減に貢献する用途へも活用されます。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

※ 本ローンの「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」への準拠性について、詳細は関連PDF(対話報告書)をご参照ください。



【本件に関する報道各位からのお問い合わせ先】
株式会社日本政策投資銀行 都市開発部 03-3244-1710
株式会社西武ホールディングス 広報部 03-6709-3112

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