海外では、考古遺跡を観光に活用した「考古学観光(Archaeological tourism)」を通じて国外から集客に成功している観光地が多く見られる一方で、日本の考古遺跡を訪れるインバウンド客は多くありません。考古学観光は、観光収入が遺跡の維持保全費用の原資となるとともに、遺跡の認知度の向上によって保全への機運が高まることなどから、遺跡保全と観光振興を両立し得るサステナブルな観光として注目されています。
当レポートは、海外の成功事例調査や海外考古学ツアー会社へのヒアリングなどを踏まえ、考古遺跡を訪れる旅行者の特徴や受け入れ側に求められる条件を整理し、日本におけるインバウンド向け考古学観光の振興に向けて必要となる体制整備や観光施策について提言を行うものです。
2023年2月
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